ご葬儀の種類

　日本の葬儀のおよそ７～８割は仏式です。
僧侶にお経を唱えていただき仏教教典にそって進行する葬儀です。同じ仏式でも各宗派により葬儀の内容は異なります。宗派の違いはもとより、地域の慣習によっても違いはあります。

　宗教儀礼を除いた葬儀です。
音楽葬やお別れ会など形式に捕われない形で開催されます。生演奏など故人を弔う気持ちをご遺族の宗教に捕われない考え方で表現した式典です。

　家族やごく身近な友人・知人で行う小規模な葬儀。
通夜・告別式などの儀式を行うのがふつうの形式。本葬式は行わない。 通常のお葬式のように各宗教、宗派の聖職者も来てもらっての葬儀になる。
故人の親しい友人が参列することもある。

　友人葬は、故人を偲（しの）びその成仏を願う遺族・友人が中心になって行う葬儀。
儀典部の方が中心となって、法華経の方便品・寿量品を読経・唱題し故人の成仏を願う葬儀のあり方です。
　『今日蓮等の類い聖霊を訪う時、法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時、題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』（勤行要点儀典用参照）

　海への散骨「海洋葬」。
お葬式という事よりも、葬送の形式と考えたほうが一般的です。遺骨を海に撒いてみおくる葬送の儀式です。日本では墓地埋葬法という法律の観点から、海に遺骨を撒く海洋散骨は広く知られていませんでした。現在では「厳粛に節度をもって行う」という考えを基に、実施されるようになりました。